ハヤブサLady 隼華-HAYAKA-

冬の海釣り準備、私のあったか装備

こんにちは、隼華12期生 荒岡倫代です。

秋から冬にかけての海釣り。「何を着たらいいんだろう?」と迷いませんか?

暖かくしたいけれど、着込むと腕が動かしにくい。朝は寒かったのに、日が出たら暑い。電車釣行や遠征では、防寒着だけで荷物がいっぱい……。

かわいい釣りの装いも楽しみのひとつ。でも、実際に船に乗ると、暖かさや動きやすさ、肌触りなど、気になることがいろいろあります。

今回は、私が実際に使っている服や小物を、選んだ理由と一緒にご紹介します。これから海釣りを始める女性の、服装選びの参考になればうれしいです。

私の冬の船釣りの基本は、肌着で汗冷えに備え、重ね着で暖かさを調整し、外側で風や水を防ぐこと。

そこに、腕の動かしやすさと、持ち運びやすさをプラスしています。

電車では暑い、海に出ると寒い。だから「調整できる服装」に

船上は、風や日差し、雨などで体感が変わります。船が走っているときと、竿を動かしているときでも、感じる寒さは違います。

電車や駅での移動もあると、最初から全部着込んでしまうのは暑いことも。暖かくするだけでなく、暑くなったら脱げることも大切です。

私の組み合わせは、こんな感じです。

部位 私が使っているもの 選ぶときのポイント
上半身 メリノウールの肌着・シャツ+必要に応じてベスト+薄手のダウン+防水ジャケット 汗冷えへの備え、脱ぎ着、腕の動かしやすさ
下半身 メリノウールのタイツ+厚手のトレッキングパンツ+レインパンツ 保温と、雨・しぶきへの備え
頭・顔 メリノウールの帽子+フェイスカバー 肌触りと日焼け対策
首元 ネックウォーマー 首元の防寒
足元 厚手のメリノウール靴下+長靴 暖かさ、履き心地、持ち運びやすさ

これは私の組み合わせの一例です。気温や風、釣り方に合わせて、着る枚数や厚みを変えています。

ポイントは、汗だくになる前に一枚減らし、冷える前に一枚足すこと。

重ね着した状態で腕を前に伸ばしたり、上げたりして、脇や肩がつっぱらないかも確認したいところ。竿を動かすたびに服が引っかかると、意外と気になるんですよね。

なお、服装とは別に、船や釣り場に適したライフジャケットの着用も忘れずに。重ね着した上から正しく着けられるか、出発前に確認しておくと安心です。

ジャケットは、風を防ぐ工夫と「口元」が決め手

私が使っているのは、こちらのジャケットです。

スノースポーツ向けのウエアで、ウエストの内側に、雪の侵入を防ぐための布「パウダースカート」がついています。これが、船上では裾から入る風を抑えるのにも役立っています。めちゃくちゃ寒いときはこの下に薄手のウルトラダウンを着ています。

そして、私にとってありがたいのが、口元に当たるパーツを取り外せること。

襟を上まで閉めると暖かいけれど、ファンデーションや口紅がついてしまうこと、ありませんか? この部分を取り外して洗えるのは、使い続けるうえでうれしい工夫です。

暖かさだけでなく、こうしたお手入れのしやすさも、女性目線でお伝えしたいポイント。

ちなみに右の袖口付近には、お魚形のワッペンがついています。かなり使いこんだジャケットで汚れてますね(笑)

最初からのデザインではなく、タチウオの歯が引っかかって穴が開いてしまったところの補修です。ちょうどお魚形が見つかったので、ぴったりでした(笑)。

釣りの思い出がひとつ増えた、私のジャケットです。
※ワッペンをつけた部分の防水性まで元どおりになるとは限らないので、補修方法にはご注意ください。

首元には、プレゼントでいただいたネックウォーマー

帽子に加えて、首元の防寒にはネックウォーマーも。こちらは、プレゼントでいただいたものです。

上着を重ねるだけでなく、襟元のすき間をカバーすることも、寒さ対策のひとつ。ジャケットやフェイスカバーと組み合わせるときは、首まわりが窮屈にならず、顔を動かしやすいかも確認したいですね。 

肌着も帽子もメリノウール。きっかけは「かゆかゆ」でした

肌着とシャツは、メリノウールを選んでいます。

ウールは保温性や吸放湿性があり、汗冷え対策の素材のひとつとして使われています。ただ、どんな素材でも、汗で濡れたままでよいわけではありません。素材選びと、着すぎない調整をセットで考えたいですね。

私が使っているものは、肌に触れてもチクチク感が気にならず、快適。タイツと厚手の靴下、そして帽子もメリノウールです。

帽子を変えたのには理由があります。

以前使っていた帽子は、汗をかくと、おでこのあたりがかゆくてかゆくて……。釣りに集中したいのに、どうしてもそちらが気になってしまいました。

そこで、フィンランドに住む妹に相談。私にとって、冬の装備の頼れる相談相手です。

メリノウールをすすめられて替えてみたところ、私の場合は、あの「かゆかゆ」が気にならなくなりました。

釣りのときは、できるだけ釣りに集中したいですからね。メリノウールさまさまです。

もちろん、肌触りの感じ方には個人差があります。以前の帽子でかゆくなった原因も、素材だけとは限りません。「メリノウールなら誰でもかゆくならない」ということではなく、自分の肌に合うものを探すことが大切だと感じています。

秋から冬の調整役は、袖のないベスト

まだ真冬ほどではないけれど、一枚では心もとない。そんな季節に便利なのがベストです。

胴まわりの暖かさを足せて、袖が増えないので腕も動かしやすい。私のものはリバーシブルで、コンパクトに収納できます。

寒さに備えると、つい「念のため」の荷物が増えますよね。電車釣行や遠征では、そのひとつひとつを自分で持って移動することになります。

だから、暖かさに加えて、脱いだときにどれくらい小さくなるかも、私には大切な選ぶ基準です。

移動中に使うものや、船に乗ってから足すものは、バッグの取り出しやすい場所へ。必要なときにすぐ調整できるようにしておくと便利です。

下半身は「暖めるもの」と「濡らさないもの」を組み合わせる

ズボンは厚手のトレッキングパンツ。その下にメリノウールのタイツを履いています。

ただ、私のトレッキングパンツは防水ではありません。そのため、上からレインパンツを重ねています。

暖かいズボンを履いていても、雨やしぶきで濡れてしまうと困ります。パンツの暖かさと、防水かどうかは、別々に確認しておきたいところです。

重ねた状態でしゃがめるか、膝が曲げやすいかもチェック。船のトイレが気になる方は、ウエストまわりを何枚も重ねた状態で、無理なく上げ下ろしできるか試しておくと、服選びの参考になります。

かなり寒い日は、背中やお腹側に貼るカイロを使うこともあります。肌に直接貼らず、貼る位置や使い方は製品の表示に従っています。

冬も持っていく、日焼け対策の相棒フェイスカバー

防寒の話が続きましたが、船上では一年を通して日焼けも気になります。

私が重宝しているのが、こちらのフェイスカバです。

鼻を覆う部分と口元側が分かれていて、開口部があるつくり。私には息苦しさが少なく感じられ、つけたまま飲み物を飲みやすいところがお気に入りです。

飲むたびにカバーを外して、またつけ直して……という手間が減るのは、船上では助かります。

夏だけでなく、秋も冬も。すっかりヘビロテしている相棒です。

フェスで出会った長靴が、釣りでも活躍

足元は、濡れることに備えて長靴です。ここでも、私が重視しているのは軽さと持ち運びやすさ。

愛用しているのは、バードウォッチング用の長靴です。

出会いは釣りではなく、北海道での「ライジングサンロックフェスティバル」でした。誘ってくれた友人が、長靴を持っていくといいよ、と紹介してくれたのがきっかけです。

それが、釣りにも重宝することに。

小さくまとめられて、収納袋もついているので、持ち歩きやすいのです。今回は2代目として、ショートタイプを購入しました。

電車では移動しやすい靴で行き、釣り場で長靴に履き替えたいときにも、コンパクトに持てるのはありがたいですね。帰り用には、濡れたり汚れたりした長靴を分けて入れられる袋もあると便利です。

ただし、軽さや収納性と、船上での滑りにくさは別の話。乗る船の案内を確認し、その船に合う靴底を選ぶことも大切です。ショート丈は履き口が低いため、入ってくる水にも注意したいところです。

足裏の冷え対策に、中敷きを追加。使い心地はこれから!

この長靴で、冬に気になったのが足裏の冷えでした。私には底がやや薄く感じられるので、今回は保温性がある中敷きを購入しました。

こちらは、この記事を書いている時点ではまだ未使用です。

船上でどのくらい暖かく感じるのか、長時間履いたときの履き心地はどうか。これから実際に使って確かめたいと思います。

厚手の靴下に中敷きを足すと、靴の中が窮屈になることもあるので、まずは組み合わせた状態でサイズ感を確認するつもりです。

寒さやかゆみを減らして、釣りに集中できる装いへ

私にとって釣りの服装は、海の上で気持ちよく過ごすための道具でもあります。

寒くないかな。腕は動かしやすいかな。汗をかいたときに調整できるかな。肌に合うかな。そして、自分で無理なく持っていけるかな。

そうやって選んでいくと、使い慣れた登山用品や、フェスで知った長靴が活躍することもありました。

これから始める方も、一度に全部そろえようとせず、まずは手持ちの服の素材や防水性、重ねたときの動きやすさを確認してみてください。

出発前には気温だけでなく、風や雨の予報、船宿からの案内もチェック。必要な防寒と安全装備は確保しながら、持ち物を工夫していきたいですね。

「寒い」「かゆい」「動きにくい」がひとつ減ると、その分、釣りを楽しむ余裕が増える気がします。

これからの秋冬も、自分に合う装いで海釣りを楽しみましょう!

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