7Jul
みなさまこんにちは
いつも隼華ブログをご覧くださり誠にありがとうございます🌸🌸
先日、はじめてのタラ釣りに行ってきたわけですが、おかげさまでたっくさぁ~~~んのタラを鱈腹(タラフク)いただきました
鱈といえば『冬の鍋』というイメージが強かったのですが、白子や鱈子にまだ栄養が行き届いていない、この時期の夏タラだからこそ、身の部分に旨みが凝縮されているコトを知りました!! ふわっふわで優しい味のタラ、どんなお料理にもよく合いますパサパサしているという、私の中のタラのイメージをくつがえしまして、夏鱈が大好きになっちゃいました
そんなとっても美味しい夏の真鱈料理をご紹介したいと思いまーす
~下処理~
当たり前のお話ですが、魚の下処理はとっても大切で、処理の丁寧さが料理の旨さに繋がります。全般的にいうと、ぬめりとり・うろこ取り・はらわた出し・頭取り・三枚おろし・皮はぎなどがありますが、できるだけひと工程ずつ、まな板と包丁を洗って、道具も新鮮な状態でやっていくようにしています。ブラックバスなどのにおいのキツい魚でも、このようにちゃんとまな板を都度洗って、新鮮な状態で捌けばとっても美味しくいただくことができるんですね✨ バスは皮に強いニオイを持っています。
それではさっそく、マダラを捌いてまいりましょうっっ!!!
①わたしの場合、まずはタラのぬめり取りに、それ専用のスポンジを1個用意します。ぬるぬるちゃんのタラ、スポンジを使って臭み取りをしていきますよ✨ 流水でやさしーくこすってあげてください。「これからおいしくしてあげるからねー♪♪」と思いながら、ぬめりを取ってあげます。(100円ショップで数個入りのスポンジは、ちょー便利♪♪ わたしは魚捌き用にも必ずストックしています。)
②今回は、肝と胃袋も美味しくいただきたいので、丁寧に取り出し、バットに分けていきます。
上写真の右側が胃袋、左側が肝です。
これから美味しくなるんだよー
③次に、頭と身の部分とに分けて捌いていきます。頭はもちろん、エラも取り除きます。包丁で取りにくくて怖い場合は、キッチンバサミを使うととっても便利ですよ✨
④頭の部分はあら汁などに使えますが、下処理で生臭さを取ることができます。頑張って真っ二つに割って、中の血を綺麗に洗い流しておきましょう。
~肝~
肝は、肝ぽんやムニエルなどの料理の主役にもなりますし、味噌と和えて切り身を漬けたり、ぶつ切りにして野菜と炒めたり、頭と一緒にあら汁にして、漁師汁の調味料にもなる、とっても有能な部位です。
①肝を取り出したら、 付いてる血管を丁寧に取り除きましょう。この作業が生臭さを防ぎます。
②食べやすい大きさに切り、塩水に漬け込みます。濃度は、水1リットルに対して大さじ2杯程度にしました。以前はそのまま漬け込んでいましたが、昨今の寄生虫を家族が気にするかと思いまして、今回は中の血などをしっかり絞り出すために、ざっくりとカットをしてから塩水に漬け込みました。(鹿の肝から寄生虫を出すときに使う方法を利用しました)
③これを30分程度漬け込んでおきます。その後、手で軽くモミモミし、すると中にあった血管の血が、面白いほど スルッ! と出てきますよ✨
④生食ですが、しっかりと75℃以上、1分以上で加熱処理をしましょう。そんな感じでお湯にくぐらせ、湯引きをします。その後、直ちに氷水で冷やします。
⑤表面にぬめりが出てきますので、 優しくこすり落としておきましょう。
⑥キッチンペーパーで水気をよく拭き取り、食べやすい大きさにカットをして盛り付けます。
⑦軽く塩コショウをしてソテーをしてみました。バターを使う場合は本当に少しです。なくても良いぐらいです。
⑥タラの肝ポン酢
⑦タラの肝ソテー
~胃袋~
今回は、タラの胃袋を使ってチャンジャにチャレンジしてみました。湯引きも美味しかったです。
チャンジャは、本来、生の胃袋を使いますが、寄生虫が気になるところですので、湯引きをして加熱処理後のもので作ってみました。歯ごたえがなくなるなど言われますが、全然コリコリ感あってOKだと思います
①取り出した胃袋はしっかりと流水でもみ洗いをし、塩をすり込み、一晩冷蔵庫で寝かします。
②75℃以上1分以上加熱をして氷水にくぐらせ、冷蔵庫で半日~一晩塩抜きをします。
③胃の内側のピンク色のぬめりを包丁でこそげ落としてぬめりと臭みを取り除きます。
④キッチンペーパーで綺麗に水気を取り除きます。
⑤細切りにしたものを密閉容器に入れ、調味料と和える。(今回はキムチの素・韓国とうがらし(なければ一味でもよし)・ゴマ・にんにくスライス・しょうがを使いました)
⑥和えたものをすぐに食べても美味しいが、1晩~3日漬け込んで出来上がり✨ 酒の肴にもぴったり! アツアツの白ご飯にもぴったり! ポイントは、1回食べきり量ずつ、仕込んでおくと衛生的で安心です✨
チャンジャ
冷蔵庫にある調味料で漬け込めば簡単!豪華珍味に変身
胃袋のポン酢和え
コリコリっとした食感がたまりません。涼しげな一品です✨
~あら汁~
いつもは熱湯をぶっかけてウロコやぬめりを取ってから作っていますが、今回のタラのあら汁は、また違った方法で作ってみました。あっさりしていて、それでいてタラの旨みがぎっしり詰まった美味しいあら汁に仕上がりました✨
①ぎっしりと鍋にアタマ(アラ)を入れ、身が隠れるぐらいまで水を入れて沸騰させます。
②お湯が白濁してきますので、そのお湯は思い切って一度捨て、また身が隠れるぐらいまで今後はお湯を入れます。
③アクがどんどん出てきますので、きっちり取り除いていきましょう。
④盛り付けて出来上がりです✨ 暑い時期ですので、作って余ったあら汁は、一人前ずつどんぶりに小分けをするなどして、冷蔵庫で冷やしておけば、翌日、冷たくて美味し~い冷やしあら汁として楽しめますヨ食欲のない時になど、ぴったりです。是非、お試しください
ムニエル
ハーブソルトなどをまぶして香草焼きに・ブラックペッパーで・バターで、何でも合うのがタラの良いところ✨ ポイントは小麦粉をパタパタとハタいてから皮からこんがりと焼き上げていきます✨
いかがでしたでしょうか。
ほっくりとした美味しさのマダラは、から揚げにして甘酢あんかけにしてもめちゃ美味しいんです
冬のお鍋や白子なども豪華でとっても美味しいお料理ですが、暑い時期でもタラ料理は美味しく召し上がれて、夏らしい冷製あら汁などが夏の食卓を彩ります
さぁ! 夏マダラのシーズン✨ 機会あれば是非 もう一度、チャレンジしに行ってみたいです